<活用術その4> (4)銀行や税金のアドバイス お客さんは銀行や税金のことについては、疎いものです。 銀行によりまして、金利も違いますし、保証料も借入可能額も各々微妙に違ってきております。 それで、そのお客さんにピッタリ合った銀行を選択することも不動産業者の大きな役目です。それこそ、この業務に不得手な不動産業者にブツかったら本当に大変です。 又、税金についてもちょっとの時間的差異によってガラッと税額も変わってくることもありますので要注意ですし、税金のことを常に年頭に置いて取引をやってくれる不動産業者ではないと不利益になることもあります。 それでは、ポイントについて説明しましょう。 (T)銀行についてのポイント a、サービス精神 銀行を選択する場合、サービス精神に徹しているかどうかに尽きると思います。“貸してやる”という姿勢だとか、一緒にカードを作ることを強要したりとか、自分だけを守るような雰囲気の銀行は避けたほうが良いでしょう。 b、住宅ローンのプロ集団であること 住宅ローンに疎い銀行マンがいます。だから結論がなかなか出ません。 現在は2日あれば結果が出ます。又、保証会社や上長の言いなりになって、次から次と違った要求をしてくる銀行マンもいます。こういう銀行はあとで苦労しますので、止したほうが良いでしょう。 c、金利、保証料が安いこと 他社との比較です。安ければ安いほど良いというものではありません。その中味を比較していただきたいと思います。メニューを聞き出して、適用して貰いましょう。 d、サービス・メニューが多いこと 現在の住宅ローンには色々のメニューがあります。メニューが多いということは、それだけ住宅ローンに積極的だということです。自分に適用されるメニューを聞き出して、適用して貰いましょう。 ・諸費用込みローン ・優遇金利 ・全期間固定型ローン ・リフォームローン ・親子ローン ・保証料なしローン ・火災保険料なしローン e、火災保険料が適正であること これは銀行系列の火災保険代理店や保証会社が担当する訳ですが、そこには当然銀行そのものの考え方(思想)が入ってくるのです。 当社でも過去倍位の金額が出てきたのでチェックをして半分になったことがあります。 注意点を話しますと、 イ、住宅総合保険ではなく住宅火災保険だけでよい ロ、一戸建て住宅で、土地と建物を一緒にして保険に入っていないかチェックする(現実にこういうことがありました) ハ、建物の坪単価を高くして建物の価格を出し、大きな火災保険をかけていないかチェックする(大体高くとも坪60万円が適当なところ) |