<4回目>
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<活用術その2>

(2)物件の調査


前回は、物件の紹介という不動産業者の役割について記しましたが、今回は物件の調査についてお話しましょう。
自分の見たい物件があり内見をして気に入りましたら、購入条件等を記入した買い付け証明書を元付けの業者に提出致します。
それと同時に、客付けの業者は元付けの業者の協力で物件の調査を致します。
物件の調査は、お客さんがやろうとしても専門的な部分が多くて自分ではなかなかできないものです。
最近特に重要な調査項目について記しましょう。
 
a.建築が可能かどうか
これが一番大事な項目です。市街化調整区域であれば、建物の建てられる条件がありますので、それをしっかり調べることです。
又、道路に2m以上接していなければ原則的に建てられませんので、要注意です。
 
b.道路について
これが二番目に重要な項目です。
・敷地が道路に2m以上ついているかどうか?
・又、その道路が本当に建物の建つ道路かどうか?
・他人の空き地ではないか?
・私道であれば持分を持っているか?
・4m以上ない道路であればセットバックは必要ないかどうか?
以上がポイントです。
 
c.抵当権と差押えについて
不動産はだいたい借入をして買いますので、買う物件にも抵当権がついています。
売却金額内の抵当権であれば問題ないのですが、それを超えるものも良くあります。
又、町金融の抵当権がついているものもありますので、本当にそれがハズレるのか調査をする必要があります。
甲区に差押えのついた不動産がありますが、これは競売手続中のものもありますので、所有権移転は非常に難しいと思われますので、余りさわらない方がよいでしょう。
本当にその不動産が気に入っているのだったら、競売で買うか、又は不動産会社に差押人に会って貰って、どのような条件で差押えをはずしてくれるか聞き取りする必要があります。
 
d.排水について
水道は井戸、ガスはLPGと、それに替るものがありますが、排水溝がないと困ってしまします。
トイレは汲み取りになりますし、雨水や雑排水については敷地内処理しなければなりません。
これは非常に前近代的です。維持も大変です。従って、本下水が入っていなくとも道路にU字溝があること、そしてそのU字溝がちゃんと、川やドブにつながって流れていく先がなければなりません。流れ先があれば、浄化槽で汚物も処理できます。
 
e.計画道路がないか
 
f.建物の基本的部分に腐食がないか
 
g.建物は雨漏れしていないか

以上が重要な点ですが、その他にも仲介人が調査しなければならない事項は膨大にあります。